イッセンタカサゴ ススズキ目・タカサゴ科 |
標準和名 | イッセンタカサゴ | |||
分 類 | スズキ目・スズキ亜目・タカサゴ科・クマササハナムロ属 | |||
学 名 | Pterocaesio trilineata | |||
英 名 | Three-stripe fusilier | |||
分 布 | 日本や西・中部太平洋、インド洋など | |||
生息環境 | サンゴ礁域や岩礁域など | |||
全 長 | 20cm 程度 | |||
備 考 | 背ひれ・10-11棘14~16軟条、しりびれ3棘11~12軟条 |
イッセンタカサゴは、日本からベトナム、マレーシアにかけての南シナ海からアラフラ海や珊瑚海にかけての西太平洋に分布しているタカサゴ科の海水魚で、国内では相模湾辺りから南で見られる。 また、韓国の済州島で見られるほか、マーシャル諸島やツバルやフィジー、パラオやトンガなどの中部太平洋にも広く分布していて、インド洋では南アフリカやフランス領マヨットで見られる。 体は長い楕円形で、側扁している。 背びれとしりびれの基部には鱗が被っている。 体色は銀色で、背側は青っぽい色をしている。 体側中央辺りには黒っぽい縦筋があり、それより背側にも2~3本の暗色の縦筋が見られる。 また、尾びれ上下両葉の先は黒い。 一見すると、ササムロなどに似ているが、イッセンタカサゴの尾びれは上下両葉の先だけが黒くなっている。 タカサゴやニセタカサゴなどとよく似ているが、背側に見られる縦筋の様子などから見分けることができる。 イッセンタカサゴは沿岸の岩礁域やサンゴ礁域などに生息していて、水深30m辺りまで見られる。 群れをつくって生活していて、動物プランクトンなどを食べる。 この他、イッセンタカサゴは、ほかの魚と共に追込み網や刺し網などで獲られ、食用に利用されている。 タカサゴと同様、唐揚げや煮つけなどに用いられる。 |
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