カンムリヨウジ

カンムリヨウジ ストゲウオ目・ヨウジウオ科

カンムリヨウジ

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標準和名 カンムリヨウジ
分 類 トゲウオ目・ ヨウジウオ亜目・ヨウジウオ科・カンムリヨウジ属
学 名 Micrognathus andersonii
英 名 Shortnose pipefish
分 布 日本を含む西太平洋やインド洋など
生息環境 浅い岩礁域やサンゴ礁域など
全 長 6~8cm 程度
備 考 背びれ・17~24軟条、しりびれ・2~4軟条
カンムリヨウジは、日本から東シナ海、南シナ海、アラフラ海や珊瑚海、ミクロネシアなどの西太平洋に分布しているタツノオトシゴの仲間で、国内では和歌山辺りから南で見られる。
また、インド洋にも分布していて、アフリカ東海岸や紅海などで見られる。

他のヨウジウオと同様、体は細長い。
頭部には海藻のような皮弁があり、吻は突き出ているが短い。
尾びれは丸い形をしていて、躯幹輪数はふつう16~17で、尾部の隆起線は直線的になっている。

体色は茶色や褐色、黒色や白っぽいものなど、変化があり、暗色や白っぽい小さな斑が散在している。
また、鰓蓋に丸い斑があるものが多い。

多くは水深5m位までで見られるが、水深10m辺りまでの浅い岩礁域やサンゴ礁域に生息していて、岩の下や海藻の中などで見られる。
また、潮溜まりなどでも見られ、プランクトンなどを食べるが、海草などにまぎれていて、見つけるのは難しい。

卵胎生で、雄には育児嚢があり、雌は雄の腹部にゼラチン状の物質で覆われた卵を産みつける

カンムリヨウジは、体が小さいこともあり、ふつうは食用に利用しないが、時に観賞用に利用されることがある。

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