アミウツボ スウナギ目・ウツボ科 |
標準和名 | アミウツボ | |||
分 類 | ウナギ目・ウツボ亜目・ウツボ科・ウツボ亜科・ウツボ属 | |||
学 名 | Gymnothorax minor | |||
英 名 | Lesser moray | |||
分 布 | 西太平洋など | |||
生息環境 | 沿岸の深場など | |||
全 長 | 30~50cm 程度 |
アミウツボは、日本から台湾、香港辺りにかけての東シナ海や南シナ海、パプアニューギニアやオーストラリアなどのアラフラ海や珊瑚海などに分布しているウツボの仲間で、国内では新潟辺りより南で見られる。 また、オーストラリアのウエスタンオーストラリア州沿岸域などのインド洋にも分布している。 体は細長く、側扁した円筒形で、体色は黄褐色や淡い褐色のような色合いをしている。 全体に暗色の斑が見られ、体には15~22本ほどの横帯がある。 この帯は若いものでははっきりとしているが、成長と共にぼんやりとしていく。 アミウツボは沿岸のやや深いところに生息し、水深70~170m辺りで見られる。 砂泥底を好み、魚類や甲殻類、イカなどの軟体動物を食べ、大きいものでは60cmほどに成長する。 アミウツボは底曳網などで獲れるが、食用に利用されることは少ない。 尚、同属のGymnothorax reticularisなどとは大変よく似ていて、混同されることがあるが、G. reticularisは西太平洋のほか、インドやサウジアラビア、イスラエル沿岸、モーリシャスなとのインド洋にも分布している。 |
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