シルバーアロワナ アロワナ目・アロワナ科 |
標準和名 | シルバーアロワナ | |||
分 類 | アロワナ目・アロワナ亜目・アロワナ科・アロワナ亜科・アロワナ属(オステオグロッサム属) | |||
学 名 | Osteoglossum bicirrhosum | |||
英 名 | Silver arowana | |||
分 布 | 南アメリカ | |||
生息環境 | 大きな河川や湖沼など | |||
全 長 | 1m 程度 | |||
アロワナの仲間は南アメリカやオーストラリア、東南アジアの河川に生息する大型の淡水魚で、シルバーアロワナはアロワナの中でも大型で、成長すると全長は1m、体重は6kgを超えるものも見られる大型種として知られている。 南米のアマゾン川流域を中心に、ブラジルやペルー、ギアナなどの河川に生息し、上流から下流域まで幅広く見られ、沼地などにも生息している。 熱帯性の淡水魚で、水温は24~30℃位が適温と言われている。 体は非常に細長く、他のアロワナと同様、体は側扁して、下あごに2本のヒゲをもつ口は上方に向かっている。 体色は銀白色で、体は大きな鱗で覆われている。 背びれとしりびれの基底は長く、体長の半分ほどの長さもあるが、尾びれは小さく、半ば背びれとしりびれに融合している。 また、雄のしりびれは雌よりも長い。 一見してブラックアロワナなどに似ているが、ブラックアロワナの背びれやしりびれ、尾びれなどは、黄色や赤色の縁取りが見られる。 肉食性で、主に水面にいる昆虫や落下昆虫などの他、エビなどの甲殻類や小魚などを食べるが、大きな体にもかかわらず、水面から飛び出してカエルやヘビなども食べる。 産卵期は12~1月の河川が氾濫するはじめ頃で、卵は雄が口の中で保護する習性がある。 卵は2週間ほどで孵化するが、仔魚はその後も卵黄嚢で栄養を取りながら口内に留まり、生後30日程してから泳ぎだしてくる。 寿命は長く、自然下では10~20年と言われているが、飼育下では30年を超えると言われている。 シルバーアロワナは生息地では釣りの対象魚になっているほか、コロソマなど共に食用にも利用され、国内でも観賞魚として飼育されることがある。 アロワナ科の魚類へ / このページの先頭へ |