サメガレイ カレイ目・カレイ科 |
標準和名 | サメガレイ (鮫鰈) | |||
分 類 | カレイ目・カレイ亜目・カレイ科・サメガレイ属 | |||
学 名 | Clidoderma asperrimum | |||
英 名 | Roughscale sole | |||
分 布 | 北太平洋など | |||
生息環境 | 泥底や砂底など | |||
全 長 | 30~40cm 程度 | |||
別名・地方名 | メガレイ(東京)、ホンダガレイ(宮城、福島)、ヌマガレイ(青森・混称)、その他・イシガレイ、ムキガレイ、ハダカガレイなど | |||
備 考 | 背びれ・75~89軟条、しりびれ・61~72軟条 | |||
サメガレイは、黄海から日本海、千島列島を経て、アリューシャン列島やアラスカ、カナダ、アメリカ合衆国のカリフォルニア州辺りまで分布している中型のカレイで、国内では北日本に多いが、各地で見られる。 体は丸みを帯びたひし形で、体高は高い。 体表には滑りがあり、尾びれの後ろ縁は丸みを帯びている。 鱗はないが、成魚では有眼側にいぼ状の骨板が並んでいて、ザラザラとしている。 体色は、有眼側は茶褐色や灰褐色のような色合いで、眼がない側は白っぽい色をしている。 一見するとヌマガレイと似た感じがするが、サメガレイの背びれやしりびれにははっきりとした帯や斑がなく、有眼側は右を向いているので見分けることができる。 サメガレイは、ふつう水深400~600m辺りで多く見られるが、水深1900m程の深海のほか、水深15m位の浅いところでも見られる。 などに生息していて、ヒトデや底性の無脊椎動物などを食べる。 寿命は雌の方が長く、雄で9年、雌で13年程度だが、15年のものも知られている。 大きいものでは全長60cmを超え、産卵期は1~2月頃と言われている。 サメガレイは底曳網や刺し網などで獲られ、食用に利用されている。 焼き物や煮付けなどに利用され、美味しいものとされていて、皮を剥いで出荷されることが多く、ムキガレイ、ハダカガレイなどの地方名がある。 カレイ科の魚類へ / このページの先頭へ |