アラレフグ

アラレフグ フグ目・フグ科



アラレフグ


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標準和名 アラレフグ
分 類 フグ目・フグ亜目・フグ科・フグ亜科・モヨウフグ属
学 名 Arothron caeruleopunctatus
英 名 Blue-spotted puffer
分 布 西太平洋やインド洋の熱帯から温帯水域
生息環境 サンゴ礁域や岩礁域など
全 長 60~80cm 程度
備 考 背びれ・11~12軟条、しりびれ・10~12軟条
アラレフグは、東シナ海から南シナ海、サンゴ海などの西太平洋に分布するフグの仲間で、国内では房総半島あたりから南に分布している。
また、インド洋にも分布していて、モルディヴやマダガスカル、モーリシャスなどに多い。

体つきは、所謂「フグ型」の楕円形で、全体にずんぐりとしている。
鱗や腹びれはなく、背びれとしりびれはほぼ同位で、体の後方についている。

体色は、クリーム色や淡い肌色のような白っぽい色をベースにしているが、体側や背側は、緑色がかったものや青みを帯びたもの、褐色のようなものなど、変化がある。
また、頭部を含め、体側や背側には白っぽい小さな斑が多数見られ、中には斑が密生していて、目の細かい網目模様のように見えるものもいる。
この斑は、ふつう各ひれにも見られ、背側には暗色の不規則な斑も見られる。

一見するとモヨウフグなどと似ているが、アラレフグの眼の周りの斑は同心円状になっていて、眼の近くでは線状になっている。

水深2~50mほどのサンゴ礁域や岩礁域などに生息し、斜面で多く見られる。
日中に活動するが、普段は単独で生活していて、群れをつくることはない。
また、雑食性だが、主に底性の無脊椎動物などを食べ、フグの中では大型で80cm程に成長する。

この他、アラレフグは無毒とも言われているが毒性は不明で、普通は食用に利用することはない。


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