サザナミフグ フグ目・フグ科 |
標準和名 | サザナミフグ (細波河豚) | |||
分 類 | フグ目・フグ科・モヨウフグ属 | |||
学 名 | Arothron hispidus | |||
英 名 | White-spotted puffer | |||
分 布 | インド洋、太平洋など | |||
生息環境 | 浅いサンゴ礁域など | |||
全 長 | 45cm 程度 | |||
別名・地方名 | ヨコシマフグなど | |||
備 考 | 背びれ・10~11軟条、しりびれ・10~11軟条 | |||
サザナミフグは北緯30度辺りから南緯35度辺りにかけての太平洋全域に分布していて、紅海を含むインド洋にも広く分布している。 国内では千葉辺りより南に分布しているが、南日本で多く見られる。 体色は褐色や灰褐色などで、体は小さな棘で覆われ、鼻孔にはふたつの皮弁がある。 体には白斑が多数見られるが、幼魚と成魚では斑が異なっていて、幼魚では体色が暗色で、腹部にさざなみ状の筋が見られる。 成魚でも波状の筋が見られるが、太くて、全体に腹部が白っぽく見える。 また、サザナミフグの白斑は、それぞれが重なって線状になっているものや、斑が極めて小さいものなども見られる。 大きいものでは全長50cm、体重は2kg程に成長する。 水深20m程の比較的浅いサンゴ礁域や岩礁域に生息しているが、水深50m程のところでも見られる。 群れをつくることはなく単独で生活していて、甲殻類や多毛類、軟体動物や藻類など様々なものを食べる。 また、幼魚は河口域などでも見られるが、本州で見られるものは稚仔魚が多い。 サザナミフグは、ナシフグなどのような所謂フグ毒魚で、食用に利用されることはない。 肝臓には強い毒をもっており、皮膚からも毒をだすと言われている。 フグ科の魚類へ / このページの先頭へ |