シマキンチャクフグ フグ目・フグ科 |
標準和名 | シマキンチャクフグ | |||
分 類 | フグ目・フグ科・キタマクラ属 | |||
学 名 | Canthigaster valentini | |||
英 名 | Valentin's sharpnose puffer / Sadded toby | |||
分 布 | インド洋や太平洋など | |||
生息環境 | 沿岸のサンゴ礁域や岩礁域など | |||
全 長 | 10cm 程度 | |||
備 考 | 背びれ・9~10軟条、しりびれ・9~10軟条 | |||
シマキンチャクフグはインド洋や太平洋などに分布している小型のフグで、国内では南日本に分布している。 熱帯性の魚で、北緯32度辺りから南緯32度辺りにかけての太平洋全域や紅海を含むインド洋に広く分布している。 体はやや側扁していて、体側には暗色のはっきりとした横帯がある。 この内の二本は腹部にまで達し、体側には灰色の斑点も散在している。 吻はやや細長く、突き出していて、後頭部から背びれの基部まで皮膚が盛り上がっている。 体には毒を持っているが、皮膚からも毒を出すと言われている。 毒を持たないカワハギ科のノコギリハギは本種によく似ていて、擬態して身を守っていると考えられている。 両種は体長も同じ程度で一見してよく似ているが、シマキンチャクフグの体側に見られる斑点は大きく、背びれも一基だけであるほか、背びれやしりびれの基底も短い。 沿岸の浅いサンゴ礁や岩礁域などに生息しているが、水深55m程のところでも見られる。 多毛類や貝類、甲殻類などを食べるが、ヒトデや海藻なども食べる。 シマキンチャクフグは体に毒をもっており、小さいこともあって食用には利用されないが、きれいな魚なので観賞用として利用されることがある。 フグ科の魚類へ / このページの先頭へ |