タケノコメバル カサゴ目・フサカサゴ科 |
標準和名 | タケノコメバル (筍目張) | |||
分 類 | カサゴ目・カサゴ亜目・フサカサゴ科・メバル属 | |||
学 名 | Sebastes oblongus | |||
英 名 | Oblong rockfish | |||
分 布 | 日本や朝鮮半島など | |||
生息環境 | 沿岸の岩礁域など | |||
全 長 | 35~40cm 程度 | |||
別名・地方名 | カブトメバル、ベッコウゾイ、タケノコ、ツラナガ、モブシ、ガシラなど | |||
備 考 | 背びれ・13棘11~13軟条、しりびれ・3棘6~8軟条 | |||
タケノコメバルは北海道南部から九州、朝鮮半島南部などに分布しているメバルの仲間で、フサカサゴ科に属している。 体は長い楕円形で、側扁している。 眼隔域は平で幅広く、下顎の前部にはコブ状の小さな突起が見られる。 また、両顎はほぼ同じ長さで、尾びれの後縁は丸い。 体色は茶褐色や暗い黄褐色などで、体側には暗色の不規則な横帯が見られるほか、黒褐色の斑点が散在している。 一見してクロソイなどに似ているが、タケノコメバルの眼隔域は平でくぼんでおらず、クロソイのように眼と唇の間の涙骨にもはっきりとした棘は見られない。 底性の魚で、沿岸の浅い岩礁域などに生息していて、小魚や甲殻類、多毛類などを食べる。 また、メバルと同様に卵胎生で、日本近海では11~1月頃に仔魚が産まれる。 タケノコメバルは他の魚に混じって定置網や底刺し網などで獲られ、食用に利用されている。 刺身や煮つけ、塩焼きなどに利用され、淡白な白身で美味しいものとされている。 釣りの対象魚にもなっていて、防波堤などでの釣りも盛んに行われている。 名前の由来は、タケノコのとれる時期においしい魚であるとか、体色がタケノコの皮に似ているからなどと言われている。 尚、メバルの仲間はカサゴ目・フサカサゴ科に分類されているが、メバル科を新設して、スズキ目・メバル科として扱われることもある。 フサカサゴ科の魚類へ / このページの先頭へ |