クロソイ カサゴ目・フサカサゴ科 |
標準和名 | クロソイ (黒曹以) | |||
分 類 | カサゴ目・カサゴ亜目・フサカサゴ科・メバル属 | |||
学 名 | Sebastes schlegeli / Korean rockfish | |||
英 名 | Korean rockfish / Schlegel's black rockfish | |||
分 布 | 日本から朝鮮半島、中国など | |||
生息環境 | 沿岸の岩礁域など | |||
全 長 | 40~50cm 程度 | |||
別名・地方名 | クロゾイ(北海道)、ナガラ(青森)、クロカラ(秋田)、クロカラ(富山)、その他・ソイ、メバル、クロメバル、タケノコメバルなど | |||
備 考 | 背びれ・13棘11~13軟条、しりびれ・3棘6~8軟条 | |||
クロソイは日本各地や朝鮮半島沿岸、中国北部などに分布しているメバルの仲間で、大きいものでは全長が60cm、体重は3kg程になるものも見られる。 鱗は櫛鱗で、体は楕円形で側扁している。 名前のように、体色は暗い灰褐色で、体側には不明瞭な黒褐色や黒色などの横帯が4~5本程度見られる。 頭部の棘は短いが丈夫で、尾びれの後縁は丸みを帯び、上下の端は白っぽい。 タケノコメバルやキツネメバルなどに似ているが、クロソイには眼と唇の間(涙骨)に3本のはっきりとした棘があり、鰓蓋の棘も鋭い。 シマソイにも似た感じがするが、クロソイにはシマソイに見られる縦縞はない。 国内では北日本に多く、水深が100m位までの沿岸の岩礁域に生息している。 底性の魚で、小魚や甲殻類、頭足類などを食べる。 また、クロソイは卵胎生で、日本近海では5~6月頃に7~10mm程度の胎仔を産むが、この頃は浅場に多く、秋には深場に多い。 寿命は、自然下で10年程度と言われている。 クロソイは、刺し網や定置網などで漁獲され食用に利用されるが、白身の魚で美味しいものとされ、塩焼きや鍋物などに利用される。 また、釣りの対象魚にもなっていて、船釣りなどが行われている。 尚、メバルの仲間はカサゴ目・フサカサゴ科に分類されているが、メバル科を新設して、スズキ目・メバル科として扱われることもある。 フサカサゴ科の魚類へ / このページの先頭へ |