カラヒガイ

カラヒガイ コイ目・コイ科



カラヒガイ


カラヒガイ 1カラヒガイ 2カラヒガイ 3

標準和名 カラヒガイ
分 類 コイ目・コイ科
学 名 Sarcocheilichthys sinensis
英 名 Chinese lake gudgeon
分 布 極東ロシアや中国東北部、朝鮮半島など
生息環境 河川や湖など
全 長 20~25cm 程度
備 考 背びれ・3不分枝軟条7分枝軟条、しりひせれ・3不分枝軟条6分枝軟条
カラヒガイは、国内に分布しているビワヒガイカワヒガイなどと同じヒガイの仲間で、黒竜江やウスリー江、松花江や興凱湖など、極東ロシアや中国東北部、朝鮮半島などに分布している。

体は細長い紡錘型で、側扁している。
吻は丸くて鈍いが、先は口より前に突き出ている。

口は小さいが唇は厚く、時に、口角上に小さな突起があるものも見られる。
また、口ヒゲはなく、尾びれは二叉しているが、上下両葉の先は丸い。
体色は紅色を帯びた黄色のような色合いで、体側には暗色の幅広い横帯が4~5本見られる。

カラヒガイは河川や湖などに生息していて、流れの緩やかなところで見られる。
群れをつくって生活し、水生昆虫や落下昆虫、甲殻類やゴカイ類などの他、藻類なども食べる。

産卵期は4~7月頃で、この時期の雄は頭部に追星が現れる。
卵は直径1.6~2mm程で、1年程で成熟する。

この他、カラヒガイは食用に利用されている。


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