パイユ コイ目・コイ科 |
標準和名 | パイユ (白魚) | |||
分 類 | コイ目・コイ科 | |||
学 名 | Chanodichthys erythropterus / Erythroculter ilishaeformis | |||
英 名 | Predatory carp | |||
分 布 | 極東ロシアからベトナムなど | |||
生息環境 | 河川や湖など | |||
全 長 | 50cm 程度 | |||
パイユはコイ科の淡水魚で、中国全土や朝鮮半島、ベトナムやモンゴル、台湾などのほか、極東ロシアのアムール川などにも分布している。 体は側扁していて細長く、頭部小さくて、口は上向きについている。 背びれと腹びれは体の中央辺りについていて、尾びれは深く2叉している。 体色は背面は灰色がかっているが腹面は銀白色で、斑などは見られない。 パイユは河川や湖、貯水池や用水路などの淡水域に生息していて、湖では水深20m位までのところに多く見られる。 流れの緩やかなところに生息しているが遊泳力は強く、小型の甲殻類や魚類などを食べるほか、水生昆虫や落下昆虫なども食べる。 中国での繁殖期は6~7月で、大きいものでは全長1mを超え、体重は10kg程に成長する。 寿命は長く、飼育下では20年程の長さがあると言われている。 また、中国ではケツギョやコイと並び、パイユは三名魚のひとつとして挙げられているが、重要な食用魚としても利用されている。 様々な料理に利用され、淡白な味で美味しいものとされている。 コイ科の魚類へ / このページの先頭へ |