ロングノーズ・デンキナマズ ナマズ目・デンキナマズ科 |
標準和名 | ロングノーズ・デンキナマズ | |||
分 類 | ナマズ目・デンキナマズ科 | |||
学 名 | Malapterurus microstoma | |||
英 名 | Smallmouth electric catfish | |||
分 布 | コンゴ川流域 | |||
生息環境 | 流れの緩やかな河川など | |||
全 長 | 50~55cm 程度 | |||
備 考 | しりびれ・10~13軟条 | |||
デンキナマズの仲間はすべてアフリカの淡水域に生息しているが、ロングノーズ・デンキナマズは、中央アフリカ共和国やコンゴ民主共和国、コンゴ共和国などを流れるコンゴ川流域に生息している。 体はやや細長い円筒形をしているが、全体にずんぐりとした感じがする。 名前のように、吻は突出していて、三対の口ひげがある。 眼は小さく、背びれはもっていない。 尾びれは大きくて後ろ縁は丸く、体の後方には脂びれがある。 体色は、くすんだクリーム色や赤みを帯びたクリーム色のような色合いで、体には暗色の斑が散在している。 また、デンキナマズの仲間は発電器官をもつことで知られているが、ロングノーズ・デンキナマズは体前半部に発電器官をもっている。 ロングノーズ・デンキナマズは流れの緩やかなところで多く見られるが、流域の低地中央部では見られないとも言われている。 主に魚類を食べるが、放電される電気は獲物を痺れさせて捕らえるほか、外敵から身を守るのにも役立っている。 成魚では、デンキウナギに次ぐ、350~400V程の電気を放出することができるが、幼魚でもかなり強い電気を発することができる。 また、ブラックゴーストなどと同様、体の周りに磁場を作っていて、これで獲物の動きを感じ取るとも言われている。 このほか、詳しい生態などは不明だが、ロングノーズ・デンキナマズは時に観賞用に利用されることがある。 但し、強い放電機能をもっているので、個人での飼育は勧められない. デンキナマズ科の魚類へ / このページの先頭へ |