コウライギギ

コウライギギ ナマズ目・ギギ科



コウライギギ


コウライギギ 1コウライギギ 2コウライギギ 3

標準和名 コウライギギ (高麗義義)
分 類 ナマズ目・ギギ科・ギバチ属
学 名 Pseudobagrus fulvidraco
英 名 Korean bullhead
分 布 アムール川から朝鮮半島、中国など
生息環境 湖沼や河川など
全 長 30~40cm 程度
コウライギギはナマズ目に属している淡水魚で、アムール川から朝鮮半島、中国などの河川流域に広く分布している。

体は細長く、背びれはふたつで、尾びれの後端は深く切れ込んでいる。
背びれと胸びれには鋭い棘があり、鱗はない。

国内に自然分布しているギギに似ているが、体色は灰色を帯びたような緑色で、まだら模様の暗黄色の斑が見られる。
また、口ひげは上下の顎に1対の4本で、国内のギギの8本よりも少ない。

食性は雑食性だが、水中昆虫や小型の甲殻類、小魚などの動物質を主に食べる。

コウライギギは中国などでは食用として広く利用されている。
白身で美味しいものとされ、煮物や鍋物、蒸し物などに用いられ、養殖なども行われている。

国内にはギギとよく似たアメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ・特定外来生物)が霞ヶ浦などに移入定着しているが、近年では稚魚を含む複数のコウライギギも確認されていて、霞ヶ浦に定着している可能性が高いと考えられている。
侵入経路などは分かっていないが、定着している場合、在来の魚類を圧迫する恐れが強く懸念されている。


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