トランスルーセントグラスキャットフィッシュ ナマズ目・ナマズ科 |
標準和名 | トランスルーセントグラスキャットフィッシュ | |||
分 類 | ナマズ目・ナマズ科・クリプトプテルス属 | |||
学 名 | Kryptopterus bicirrhis | |||
英 名 | Glass catfish | |||
分 布 | インドシナや東南アジアなど | |||
生息環境 | 河川の岸近くなど | |||
全 長 | 15cm 程度 | |||
備 考 | しりびれ・55~68軟条 | |||
トランスルーセントグラスキャットフィッシュは、メコン川流域やチャオプラヤ川流域のほか、マレー半島やスマトラ島、ボルネオ島などの東南アジアに分布しているナマズ科の淡水魚で、透明の体をしていることから、観賞魚としてはよく知られている。 名前のように、体は頭部を除いてガラスのように透明で、内蔵や骨は透けて見える特徴的な体をしている。 下顎には、2本の長いヒゲが前方に向かって伸びていて、尾びれは二叉している。 大きな河川の岸近くに生息しているが、流れのある、砂泥質の濁ったところに多く見られる。 ふつうのナマズのように泥底などに潜ることはなく、底から離れて、中層あたりで群れになって生活している。 昼間に活動し、小魚や小さな甲殻類、ワーム類や水生昆虫などを食べる。 トランスルーセントグラスキャットフィッシュは観賞用に利用されているが、弱ったものなどは透明感がなくなり、体が白濁する。 また、同属のKryptopterus minor (Ghost Catfish)はトランスルーセントグラスキャットフィッシュよりも体が小さく、全長7cm程で、ボルネオ島西部に分布している。 この他、東南アジアにはインディアン・グラスフィッシュなども分布しているが、こちらはナマズ科ではなく、スズキ目のタカサゴイシモチ科に属している。 ナマズ科の魚類へ / このページの先頭へ |