サカサナマズ

サカサナマズ ナマズ目・サカサナマズ科



サカサナマズ


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標準和名 サカサナマズ (逆鯰)
分 類 ナマズ目・サカサナマズ科・シノドンティス属
学 名 Synodontis nigriventris
英 名 Upside-down catfish
分 布 西アフリカ
生息環境 河川の支流など
全 長 5cm 程度
サカサナマズは、西アフリカのコンゴ川やその支流・細流に分布する淡水魚で、名前のように、腹面を上にして泳ぐ魚として知られている。

体色は淡褐色と褐色の縦縞模様のような感じで、小さい暗褐色の斑紋が、腹面を含め全身に散らばっている。
背びれの基底は短いが高く、大きな脂びれと深く切れ込んだ尾びれがあり、各ひれにも縞に見える暗褐色の斑がある。
眼は大きく、ナマズの仔魚のように口には三対の口ひげがあり、このうち長いひげにも暗褐色の斑が見られる。

また、サカサナマズは腹面を上にして泳ぐ変わった習性があるので、普通の魚とは違って、背面よりも腹面の方が黒っぽい色をしている。

流れの緩やかな所で群をつくって生活し、小型の甲殻類や昆虫のほか、藻類など植物質のものも食べる。
餌を食べるときは、落下昆虫などは逆さのままで食べるが、水底に落ちていったものや底性のものは、普通の姿勢で食べる。

主に夕暮れから夜間に活動し、昼間は岩や流木、水草の葉の裏側などに腹面を上にして隠れていることが多いが、体色が流木のように見えるので見つけにくい。

性質はおとなしく、雑食性で飼育もしやすいため、古くから観賞用として飼育されている。


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