ヒメアイゴ ススズキ目・アイゴ科 |
標準和名 | ヒメアイゴ (姫藍子) | |||
分 類 | スズキ目・ニザダイ亜目・アイゴ科・アイゴ属 | |||
学 名 | Siganus punctatus | |||
英 名 | Bluelined spinefoot | |||
分 布 | 西太平洋やインド洋など | |||
生息環境 | 沿岸の岩礁域など | |||
全 長 | 20~30cm 程度 | |||
別名・地方名 | アケー、アカアイなど | |||
備 考 | 背びれ・13棘10軟条、しりびれ・10棘7条 |
ヒメアイゴは東シナ海から南シナ海を経て、アラフラ海やグレートバリアリーフなどの西太平洋に分布しているアイゴの仲間で、国内では紀伊半島辺りより南に分布している。 また、インド洋にも分布していて、インドネシアからオーストラリア西部にかけて多く見られる。 体は楕円形で側扁し、体高は高い。 尾柄は細く、尾びれの後縁は湾入している。 体色は黄色で、背びれや尾びれも黄色をしているが、腹部は銀白色をしている。 背びれの基部辺りから眼を通る黒い斜めの帯があり、その後にも一本の黒色の帯がある。 また、頭部には吻から背びれの基部にかけて青っぽい縞が幾つか見られる。 一見するとヒフキアイゴに似た感じがするが、ヒメアイゴの吻はヒフキアイゴのように突き出ていないほか、ヒフキアイゴには体側に黒い斑が見られ、体色も異なっている。 このほか、休んでいる夜間などには体色は全体的に淡褐色になり、背びれやしりびれの棘条は鋭く、刺されると毒を持っているので激しく痛む。 ヒメアイゴは内湾や浅い沿岸域に生息していて、水深20m位までの岩礁域やサンゴ礁域で生活している。 主に海藻類を食べ、岩礁域の斜面などでペアで見られることが多く、産卵期は4~7月頃と言われている。 幼魚は小さな群れをつくり沿岸浅場で見られるが、淡水域に入ることもある。 ヒメアイゴは、他の魚に混じって刺し網などで獲られ食用に利用されるが、体色がきれいなことから、観賞用に利用されることもある。 |
●アイゴ科の魚類へ ●このページの先頭へ |