ムスメベラ ススズキ目・ベラ科 |
標準和名 | ムスメベラ (娘倍良) | |||
分 類 | スズキ目・べラ亜科・ベラ科・カンムリベラ亜科・カンムリベラ属 | |||
学 名 | Coris picta | |||
英 名 | Comb wrasse | |||
分 布 | 西太平洋 | |||
生息環境 | 岩礁周りの砂底など | |||
全 長 | 20~25cm 程度 | |||
ムスメベラは房総半島辺りより南や台湾などに分布しているベラの仲間で、ニュージーランドやオーストラリア南東部にも分布している。 体は所謂ベラ型で、尾柄は高い。 体色は白色で、体側には吻から眼を通り尾部まで伸びる、はっきりとした黒色の縦帯が見られる。 この黒帯は櫛のように見えることから、英名ではComb wrasseと呼ばれているが、この帯は尾びれ後端まで達しているものと、尾びれの基部までのものが見られる。 この為、前者をCoris musume、後者をCoris pictaとして別種として扱うこともある。 また、頭部は赤っぽく、背びれの基底も黒色や暗い赤褐色をしているが、成熟した雄ではこれらが繋がったようになり、背部全体が黒っぽくなる。 水深25m辺りまでの岩礁周りの砂底や砂礫底などに生息し、底生動物などを食べるが、幼魚はホンソメワケベラなどのように他の魚の寄生虫なども食べる。 ムスメベラは釣りなどであがることがあるが、普通は食用に利用されることはない。 |
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