カスリハタ

カスリハタ ススズキ目・ハタ科

カスリハタ

カスリハタ 1カスリハタ 2カスリハタ 3

標準和名 カスリハタ (絣羽太)
分 類 スズキ目・スズキ亜目・ハタ科・マハタ属
学 名 Epinephelus tukula
英 名 Potato bass / Potato grouper
分 布 日本や西太平洋、インド洋など
生息環境 沿岸の岩礁域など
全 長 1.2m 程度
別名・地方名 アーラミーバイ(沖縄)など
備 考 背びれ・11棘13~15軟条、しりびれ・3棘7~9軟条
カスリハタはインド洋や西太平洋に分布している大型のハタ類で、タマカイよりは小さいがクエなどと並ぶ大型魚で、大きいものでは全長2m、体重は100kgを超えるものもいる。
国内では沖縄や和歌山辺りより南に分布しているが、数は少ないと言われている。
また、西太平洋では日本やオーストラリアでは見られるが、インドネシアやフィリピンなどでは記録がないとも言われている。

体は長い楕円形で側扁し、眼隔域はわずかに隆起している。
口は大きくて伸ばすことができ、主鰓蓋骨には3本の棘が見られる。

体色は褐色や灰褐色などで、暗褐色の黒っぽい斑が散在している。
この模様が「絣模様」に似ていることから名前が付けられているが、暗褐色の斑は各ひれにも見られ、背びれの棘条部の斑は他のひれのものよりも大きい。

岩礁域やサンゴ礁の浅場などに生息しているが、水深150m程のところにも見られる。
普通は単独で生活していて、魚類や甲殻類などを食べる。
岩穴などに隠れてじっとしていることが多く、縄張り意識が強いと考えられている。

カスリハタは釣りなどで獲られ、食用に利用される。

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