ハチビキ

ハチビキ ススズキ目・ハチビキ科

ハチビキ

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標準和名 ハチビキ
分 類 スズキ目・スズキ亜目・ハチビキ科・ハチビキ属
学 名 Erythrocles schlegelii
英 名 Japanese rubyfish
分 布 日本や朝鮮半島南部、インド洋など
生息環境 大陸棚など
全 長 40~50cm 程度
別名・地方名 アカサバ(関東)、チビキ(関東・和歌山・福岡)、チョウチンマチ(沖縄)、その他・アカキコイ、アカヒタチ、アカムツ、チイキ、ホンチビキ、マルダイなど
備 考 背びれ・11棘10~12軟条、しりびれ・3棘9~10軟条
ハチビキは、日本や朝鮮半島南部などに分布しているスズキ目の海水魚で、大きいものは70cm程に成長するとも言われている。
国内では千葉から高知の太平洋沿岸や宇和海、琉球列島、新潟から九州北部などで見られるが、アフリカのケニアや南アフリカのほか、オマーンなどにも分布している。

体は長い紡錘形で、やや側扁している。
下顎は上顎よりも長く、尾びれは二叉している。
また、幼魚でははっきりとしないが、成長すると尾柄の側面に隆起線が見られる。

体色は赤色で、背側は灰色を帯びたような色をしている。

ハチビキは水深100~300m程の大陸棚に生息していて、海底近くを遊泳している。
甲殻類や魚類などを食べるが、クロサギなどのように、口は筒状に大きく突き出すことができ、吸い込むようにして餌を食べる。

この他、ハチビキはほかの魚と共に巻き網や延縄などで獲られるが、船釣りなどでも釣りあがる。
赤身の魚で、刺身や塩焼き、煮つけや揚げ物、干物など、さまざまに利用され、美味しいものとされている。

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