コンビクト・シクリッド ススズキ目・カワスズメ科 |
標準和名 | コンビクト・シクリッド | |||
分 類 | スズキ目・ベラ亜目・カワスズメ科(シクリッド科) | |||
学 名 | Amatitlania nigrofasciata | |||
英 名 | Convict cichlid | |||
分 布 | 中央アメリカ | |||
生息環境 | 河川や湖沼など | |||
全 長 | 8~19cm 程度 | |||
備 考 | 背びれ・17~19棘7~9軟条、しりびれ・8~10棘6~7軟条 |
コンビクトシクリッドはカワスズメの仲間で、グアテマラからコスタリカに至る中央アメリカの東岸や、ホンジュラスからパナマまでの西岸などに自然分布している。 体は長い卵形で、側扁している。 背びれの基底は長く、体側には8~9本程の暗色の横帯が見られる。 また、成魚では頭部がやや張り出してくる。 湖や小川などの淡水域に生息しているが、浅瀬で流れのあるところを好む。 また、身を隠すことができる岩や沈没した倒木などがあるところに多く見られ、小型の甲殻類やワーム類などの他、小魚や水生昆虫、藻類なども食べる。 一夫一婦で、巣穴は岩穴や岩の下などを掘ってつくられ、巣の周りは縄張りが主張される。 雌は岩の側面や上部に産卵し、卵は雌雄で守られる。 卵はおよそ72時間ほどで孵化するが、仔魚はしばらくの間雌雄に保護されて成長する。 コンビクトシクリッドは国内では観賞用に利用されることがあるが、沖縄などでは観賞用のものが捨てられ、現在は定着してしまっている。 外来種としてはマダラロリカリアといったものも見られ、在来種への影響などが懸念されている。 |
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