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オオニベ スズキ目・ニベ科



オオニベ


オオニベ 1オオニベ 2オオニベ 3オオニベ 4

標準和名 オオニベ
分 類 スズキ目・スズキ亜目・ニベ科・オオニベ属
学 名 Argyrosomus japonicus
英 名 Japanese meagre
分 布 西太平洋やインド洋など
生息環境 沿岸から沖合いの砂底など
全 長 150cm 程度
別名・地方名 ミナミスズキ(宮崎)、ヌベ(高知)、その他・ニベなど
備 考 背びれ・10~11棘25~30軟条、しりびれ・2棘7軟条
オオニベは、日本から台湾、ベトナムにかけての東シナ海や南シナ海に分布しているニベの仲間で、国内では銚子沖辺りから南に分布している。
また、オーストラリア中部より南の沿岸域でも見られ、南アフリカやモザンビーク、ジブチなど、アフリカの東海岸を含むインド洋にも広く分布している。

体は細長くて側扁し、頭部は小さい。
胸びれは短く、尾びれは若いものでは角張っているが、成長と共に丸くなる。
また、大きな耳石をもっていて、漁師の間などでは、時に宝石のように扱われることがある。

体色は青銅色を帯びたような銀色で、側線に沿って白い斑点の列がある。
一見するとスズキに似ているためか、別名・ミナミスズキなどと呼ばれることもある。

オオニベは水深150m辺りまでの沿岸から沖合いにかけて生息していて、砂底などの柔らかい底質で見られる。
また、30cm程の若いものは、河口付近で見られることもある。

魚類や甲殻類、多毛類などを食べ、大きいものでは全長180cm、体重75kg程に成長する。

オオニベは大切な食用魚で、底曳き網や延縄、定置網などで漁獲されている。
白身の魚で、刺身や焼き物、煮物など利用され、美味しいものとされている。
また、国内では宮崎で養殖も行われているほか、地域によっては釣りの対象魚にもなっている。