シマスズメダイ ススズキ目・スズメダイ科 |
標準和名 | シマスズメダイ | |||
分 類 | スズキ目・ベラ亜目・スズメダイ科・オヤビッチャ属 | |||
学 名 | Abudefduf sordidus | |||
英 名 | Blackspot sergeant | |||
分 布 | 日本や太平洋、インド洋など | |||
生息環境 | 浅い岩礁域など | |||
全 長 | 15~20cm 程度 | |||
別名・地方名 | カザキリ(福岡)など | |||
備 考 | 背びれ・13棘14~16軟条、しりびれ・2棘14~15軟条 |
シマスズメダイは西太平洋や中部太平洋などに分布しているスズメダイの仲間で、インド洋にも分布している。 北緯27度辺りから南緯37度辺りにかけて広く分布していて、日本では千葉・茨城辺りから南の南日本に分布している。 体は側扁していて、体高は高い。 体色は灰色で、体側には六本の灰褐色の横帯があり、はじめのものは背びれの前部から胸びれの基底まで続いている。 また、この横帯は、幼魚ではよりはっきりとしている。 一見してロクセンスズメダイやシチセンスズメダイに似ているが、シマスズメダイには尾柄を通る横帯の背側に、眼と同じくらいの大きさの黒斑があり、胸びれの基底上部にも黒い斑点が見られる。 また、尾びれには暗色の縞などは見られない。 水深3m程度の浅い岩礁域に生息し、雑食性で、付着藻類や甲殻類、無脊椎動物などを食べる。 南日本の沿岸では、夏頃になると幼魚が潮溜まりなどで見られるが、オヤビッチャの幼魚と一緒に見られることも多い。 成長と共に深い場所に移動するが、成魚は岩礁の外縁に多く見られる。 繁殖はペアで行われ、雄は通気をよくするなど、卵を保護する習性がある。 シマスズメダイは南日本では普通に見られるが、あまり利用されることはない。 |
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