ドワーフスネークヘッド ススズキ目・タイワンドジョウ科 |
標準和名 | ドワーフスネークヘッド | |||
分 類 | スズキ目・タイワンドジョウ亜目・タイワンドジョウ科・タイワンドジョウ属 | |||
学 名 | Channa gachua | |||
分 布 | インクからインドを経て、インドネシアなどに広く分布 | |||
生息環境 | 河川や湖、運河など | |||
全 長 | 15~20cm 程度 |
ドワーフスネークヘッドは、イラクからイラン、アフガニスタン、パキスタン、インドなどを経て、インドシナ半島からマレー半島、中国南部やインドネシアなど、アジアに広く分布している淡水魚で、カムルチーなどと同様、タイワンドジョウ科に属している。 体は、所謂細長い「タイワンドジョウ型」で、尾びれの後縁は丸い。 背びれ、しりびれの基底は長いが、腹びれは小さい。 体色はオレンジ色や茶色、黄色や青っぽいもの、灰色っぽいものなど様々で、分布域が広いこともあって変化がある。 しかし、背びれやしりびれ、尾びれの縁などは縁取られている。 体色に変化があることから、同科のレインボースネークヘッドに似ているようだが、レインボースネークヘッドには腹びれがないので見分けられる。 ドワーフスネークヘッドは大河川や小川、湖や運河などに生息しているが、一般に、森林地帯を流れる浅い川のようなところで多く見られると言われている。 流れの速い水域や流れの緩やかな水域、また止水域でも見られるが、スネークヘッドの仲間は空気呼吸が可能な上鰓器官をもっているので、止水域のような低酸素状態にもよく耐えると言われている。 底層を好み、小魚や甲殻類、両生類や水生昆虫などを食べ、採餌は主に夜間に行われる。 繁殖はペアで行われ、砂底にをすり鉢状の巣をつくって行われる。 雄は卵が孵化するまで、口内で守る習性がある。 また、卵は3日ほどで孵化するが、雌は孵化しない無精卵を稚魚の餌として与えることが知られている。 大きいものでも20cm程しかなく、寿命は10年程度と言われている。 ドワーフスネークヘッドは地域によっては食用に利用されることがあるが、観賞用に利用されることもある。 |
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