サギフエ ストゲウオ目・サギフエ科 |
標準和名 | サギフエ | |||
分 類 | トゲウオ目・ヨウジウオ亜目・サギフエ科・サギフエ属 | |||
学 名 | Macroramphosus scolopax | |||
英 名 | Longspine snipefish / Japanese snipefish | |||
分 布 | 西太平洋やインド洋など | |||
生息環境 | 沿岸部の砂泥底など | |||
全 長 | 15~20cm 程度 | |||
別名・地方名 | ウグイス、チョウチョウなど | |||
備 考 | 第一背びれ・5棘、第二背びれ・16~18軟条、しりびれ・19軟条 |
サギフエはトミヨやハリヨなどと同じトゲウオ目の海水魚で、西太平洋やインド洋の温帯域などに広く分布している。 日本では琉球列島を省く宮城県辺りより南で見られる。 体つきには環境によって変化があるが特徴的で、強く側扁した体に口が管状に長く突き出ている。 口は吻端にあるが、歯はなく、側線もない。 また、背びれの第二棘が大きく、尾びれの基底よりも後にまで伸びている。 この棘の後縁は鋸の歯のようになっていて、腹びれは小さく、尾びれの後縁は湾入している。 体色も変化があるが、普通は背側が紅色で、腹面は銀白色をしている。 沿岸部の水深15~150m程度のところに多く生息し、砂礫や砂泥底を好み、底性の小動物などを食べる。 群れになって、普通は体をやや斜めにして、漂っているような感じで倒立しているが、長い距離を移動するときは水平状態で泳ぐ習性がある。 サギフエは他の魚に混じって底引き網などで大量に獲れることがあるが、体が小さいうえ、吻が多くを占めているため食用としては利用されない。 |
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