ホタテウミヘビ

ホタテウミヘビ スウナギ目・ウミヘビ科

ホタテウミヘビ

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標準和名 ホタテウミヘビ
分 類 ウナギ目・ウミヘビ科
学 名 Pisodonophis zophistius
英 名 Highfin snake eel
分 布 西日本など
生息環境 沿岸の岩礁域など
全 長 70~100cm 程度
ホタテウミヘビは東京湾から鹿児島、五島列島、瀬戸内海、日本海西部沿岸などに分布しているウナギ目の海水魚で、見た感じもウナギアナゴに似ている。

体は長い円筒系で、しりびれはない。
背びれは胸びれの上辺りからはじまっていて、体色は暗色だが変化が大きい。
不明瞭な斑をもつものも見られ、普通は吻部に白色と暗色の鞍状の班がある。

ミナミホタテウミヘビに似ているが、両種は脊椎骨や歯型などで区別される。
ホタテウミヘビの脊椎骨は170~183で、ミナミホタテウミヘビの151~163よりも多く、上顎の歯は円錐状で1~2列に並んでいる。

沿岸や内湾などの岩礁域に生息していて、底性で、普段は砂底から頭だけを出している。
水深40m位まで見られ、主として夜行性で小型の甲殻類などを食べるが、砂に潜るときは尾から潜っていく。

ホタテウミヘビは定置網や底引き網、夜釣りなどでも獲れるが、小骨も多く、ふつうは食用にしない。

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