エレファントノーズフィッシュ アロワナ目・モルミルス科 |
標準和名 | エレファントノーズフィッシュ | |||
分 類 | アロワナ目・モルミルス科・モルミルス亜科・グナソネムス属 | |||
学 名 | Gnathonemus petersii / Gnathonemus histrio / Gnathonemus brevicaudatus / Mormyrus petersii |
|||
英 名 | Elephantnose Fish / Long-nosed Elephant Fish / Peter's Elephantnose Fish | |||
分 布 | コンゴ川流域 | |||
生息環境 | 河川や湖沼など | |||
全 長 | 20~30cm 程度 | |||
備 考 | 背びれ・25~31軟条、しりびれ・32~36軟条 | |||
エレファントノーズフィッシュはアンゴラやカメルーン、中央アフリカ共和国やコンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ナイジェリア、ザンビアなどの、コンゴ川流域に分布しているアロワナ目の淡水魚で、特徴的な体つきをしている。 体は側扁していて、尾柄部は直線的で細長い。 背びれとしりびれは相対していて、尾びれは深く二叉している。 体色は黒色や黒褐色などで、背びれの基底前部からしりびれ基底の前部にかけて白い横帯が見られる。 また、吻が長く突き出ていて、これが「ゾウの鼻」のように見えることから名前が付けられているが、これは下顎が伸びたもので、口はその上についている。 河川や湖沼などに生息し、流れの緩やかな、沈んだ木の枝などがある泥底に多く見られる。 夜行性の魚で、長く突き出た下顎で泥底などを探り、ワーム類や水生昆虫などを食べる。 また、エレファントノーズフィッシュは発電器を尾柄部にもっていることが知られている。 これはデンキウナギなどのように強い電気を発するのではなく、感覚器官としての役割を果たしている。 ジムナーカスやブラックゴーストなどのように、この発電器官によって弱い電流を放ち、仲間とのコミュニケーションをとったり、磁場を作って餌を探し出したりすることができる。 しかし、この磁場の為、同種などの磁場を発生させる魚とは、磁場が干渉し合って乱されるために攻撃的になり、ある種の縄張りをもって生活をしている。 このほか、エレファントノーズフィッシュは生息地では食用に利用されているが、国内では観賞用に利用されることがある。 アロワナ目の魚類へ / このページの先頭へ |