ショウズ・カウフィッシュ フグ目・イトマキフグ科 |
標準和名 | ショウズ・カウフィッシュ | |||
分 類 | フグ目・イトマキフグ科 | |||
学 名 | Aracana aurita | |||
英 名 | Shaw's cowfish / Striped cowfish / Striped boxfish / Shaw's boxfish | |||
分 布 | オーストラリア南部など | |||
生息環境 | 沿岸の岩礁域やサンゴ礁域など | |||
全 長 | 20~25cm 程度 | |||
備 考 | 背びれ・10~11軟条、しりびれ・10~11軟条 | |||
ショウズ・カウフィッシュは、オーストラリアのウエスタンオーストラリア州からニューサウスウェールズ州、タスマニア州辺りにかけての、オーストラリア南部に分布しているイトマキフグの仲間で、インドネシアのインド洋側の一部にも分布しているとも言われている。 ハコフグと同様、体は骨質の硬い殻に覆われていて、尾びれは比較的大きく、後縁は丸い。 眼の上方には棘があるが、この棘はコンゴウフグのように前方に突き出ているのではなく、上方に伸びている。 また、背部にも三つの棘があるが、これらは後方に向いている。 体色は雌雄で少し違っていて、雄はオレンジ色や緑色を帯びたようなオレンジ色で、青っぽい斑や縞模様があるが、雌や若いものでは、淡いオレンジ色から茶色っぽい体色で、不規則な茶色と白い縞模様がある。 ショウズ・カウフィッシュは、沿岸の岩礁域やサンゴ礁域、水深のある河口域などに生息していて、普段は単独で生活している。 海草の茂る水域で多く見られ、水深200m辺りまで生息している。 底性の魚で、甲殻類や底性の無脊椎動物などを食べるが、餌は砂底や泥底に水を吹きかけて探し出す。 また、ストレスを受けたときなどは、毒性の粘液を出して体を覆うことが知られている。 この他、ショウズ・カウフィッシュは食用に利用されていないようだが、時に観賞用に利用されることがある。 イトマキフグフグ科の魚類へ / このページの先頭へ |