シマアジ ススズキ目・アジ科 |
標準和名 | シマアジ (縞鯵、島鯵) | |||
分 類 | スズキ目・スズキ亜目・アジ科・アジ亜科・シマアジ属 | |||
学 名 | Pseudocaranx dentex | |||
英 名 | White trevally / Striped jack | |||
分 布 | インド洋や太平洋、大西洋などなど | |||
生息環境 | 沿岸からやや沖合い | |||
全 長 | 60~100cm 程度 | |||
別名・地方名 | ヒラアジ(熊本)、カツオアジ(鹿児島)、コセアジ(高知)、ソイ・コセ(和歌山)、オオカミ(伊豆諸島)、その他・シマイサギ、カツオアジ、ヒラアジ、アブラカマジなど | |||
備 考 | 第一背びれ・8棘、第二背びれ・1棘23~26軟条、しりびれ・2離棘1棘21~23軟条 |
シマアジはアジ科の中では大型で、赤道付近の熱帯域を除くインド洋から西・中太平洋、大西洋の温帯から亜熱帯域に広く分布している。 国内では東北地方より南に分布しているが、太平洋側に多く見られる。 体は長い楕円形で、体高は高く側扁している。 吻は長く、尾柄は細くてしりびれ前方に2本の遊離棘条がある。 体色は銀白色で、背方は青緑色をしている。 若いものは体中央に黄色の縦帯が見られることから名前が付けられているが、この縞は成長に伴って不明瞭になる。 ブリに似た感じもするが、シマアジにはアジ特有の楯鱗(ぜんご)が尾部直走部に見られ、楯鱗数は26~30。 また、側線は背縁に沿って曲がっていて、主鰓蓋骨にははっきりとした黒色の斑がひとつある。 沿岸の岩礁域から水深200m位までのやや沖合いに生息していて、中層から低層にかけて群れで生活している。 魚や甲殻類などを食べ、遊泳している獲物は追って捉えるが、シマアジの口は前方へ突き出すことができ、砂底などを潜んでいるものも口で砂を掘って捉えたりする。 産卵期は晩秋から冬にかけて見られ、分離浮遊卵を産むが、大きいものは、ロウニンアジのように1m程に成長する。 シマアジは定置網などで漁獲され、食用として利用されている。 刺身や塩焼き、フライ、煮つけなどに利用され、夏には特に美味しいものとされている。 また、養殖なども行われているほか、シマアジは大型になるので釣りの対象魚としても人気がある。 |
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