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ニチリンダテハゼ スズキ目・ハゼ科



ニチリンダテハゼ


ニチリンダテハゼ 1ニチリンダテハゼ 2ニチリンダテハゼ 3

標準和名 ニチリンダテハゼ
分 類 スズキ目・ハゼ科・ダテハゼ属
学 名 Amblyeleotris randalli
英 名 Randall's prawn-goby
分 布 日本や西・中部太平洋など
生息環境 岩礁域やサンゴ礁域など
全 長 8~10cm 程度
備 考 背びれ・7棘12軟条、しりびれ・1棘12軟条
ニチリンダテハゼはダテハゼの仲間で、日本からマレーシア、フィリピンなどを経て、アラフラ海や珊瑚海などの西部太平洋に分布している。
また、ミクロネシアからソロモン諸島、フィジーなどの中部太平洋にも分布していて、国内では、奄美大島辺りから南で見られる。

体は長い円筒形で、第一背びれは大きくて丸い。
下顎は上顎よりも僅かに長く、尾びれの後ろ縁は丸い。

体色は白っぽく、はっきりとしたオレンジ色の細い横筋が7本程見られる。
その内一本は眼を通り、一本は尾びれの基底辺りを通っている。

また、第一背びれは淡い褐色のような色合いで、特徴的な白く縁どられた黒色の斑がひとつある。
これが日輪に見えることから名前が付けられていて、ハゼ類の中でも見分けることを容易にしている。

ニチリンダテハゼは、サンゴ礁の湾内や潮通しのよい外縁になどに生息していて、水深15~50m辺りまで見られる。
底性の魚で、サンゴの瓦礫や貝殻が混じった砂地を好み、小型の甲殻類や小魚などを食べる。

この他、ニチリンダテハゼは体色が綺麗なことから、観賞用に利用されることがあるが、ダテハゼやイトヒキハゼヤマブキハゼなどのように、テッポウエビの仲間と共生することが知られている。