ロングイヤーサンフィッシュ ススズキ目・サンフィッシュ科 |
標準和名 | ロングイヤーサンフィッシュ | |||
分 類 | スズキ目・スズキ亜目・サンフィッシュ科 | |||
学 名 | Lepomis megalotis | |||
英 名 | Longear sunfish | |||
分 布 | 北アメリカ | |||
生息環境 | 湖や池、小河川や小川など | |||
全 長 | 11~15cm 程度 | |||
備 考 1 | しりびれ・3棘9~10軟条、胸びれ・13~14軟条 |
ロングイヤーサンフィッシュは、主に北アメリカの五大湖周辺からミシシッピー州にかけて分布している淡水魚で、ニューメキシコ州やカナダのケベック州、メキシコ北部などにも分布しているが、アパラチア山脈から西で見られる。 体は楕円形で側扁し、体高は高い。 体色は、背側は緑色を帯びような赤茶色のような色合いで、体側から腹にかけては淡く、黄色からオレンジ色のような色をしている。 背から体側にかけては、黄色や青色、緑色やオレンジ色などの斑が見られ、頭部にもミミズ模様がある。 ロングイヤーサンフィッシュの特徴は主鰓蓋の後端にある突起で、これが「長い耳」のように見えることから名前が付けられている。 また、体は小さく、15cmを超えることはほとんどないが、大きいものでは全長24cm程に成長する。 同じサンフィッシュ科のパンプキンシードとは似た感じがするが、ロングイヤー・サンフィッシュでは、パンプキンシーの鰓蓋の突起に見られる半月状の赤っぽい斑がないので見分けることができる。 また、ブルーギルにも鰓蓋の突起が見られるが、ロングイヤーサンフィッシュのように、頭部にはミミズ模様が見られない。 日中に活動し、小さな湖や池、流れの緩やかな小河川や小川などに生息していて、水草が繁茂しているようなところで見られる。 また、水が澄んでいる砂利底や粘土質の浅瀬を好み、水生昆虫やワーム類、小型の甲殻類などを食べるほか、時折小魚なども食べる。 産卵は晩春から初夏頃で、雄は砂利底などに巣をつくり、雌を誘って産卵させる。 産卵後、雄は雌を追い払ったのち、卵を守る習性がある。 |
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