ハマクマノミ ススズキ目・スズメダイ科 |
標準和名 | ハマクマノミ (浜隈魚) | |||
分 類 | スズキ目・ベラ亜目・スズメダイ科・クマノミ亜科・クマノミ属 | |||
学 名 | Amphiprion frenatus | |||
英 名 | Oneband anemonefish | |||
分 布 | 西太平洋やインド洋など | |||
生息環境 | 浅いサンゴ礁域など | |||
全 長 | 10~12cm 程度 | |||
備 考 | 背びれ・9~10棘16~18軟条、しりびれ・2棘13~15軟条 |
ハマクマノミは西太平洋やインド洋のアフリカ東岸などの熱帯域に分布しているクマノミの仲間で、日本では奄美大島より南に分布している。 体は長い卵形で強く側扁し、尾びれの後縁は丸い。 吻は短く、体色は朱赤や暗い赤色で、頭部の背縁から眼の後を通る白色の横帯がある。 幼魚では2~3本の白色の横帯が見られるが、成長するにつれて頭部の帯だけが残る。 また、雌の方が雄よりも体が大きく、体色はやや暗い。 一見してハナビラクマノミによく似ているが、ハマクマノミの頭部の白い横帯は幅が広いので見分けることが出来る。 2~10m程度の浅いサンゴ礁に生息し、ほかのクマノミのようにタマイタダキイソギンチャクなどと共生している。 一尾の大きい雄を中心にした群れをつくり、主に付着藻類や微小な甲殻類などを食べるが、ハマクマノミは共生関係にあるイソギンチャクの体も食べると言われている。 産卵期は夏で、一回の産卵で1000個程の卵をイソギンチャクの近くに産み、およそ三週間程度の間隔で繰り返す。 食用として利用されることはないが、ハマクマノミは体色が綺麗なので、観賞用として利用されることがある。 |
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