ミギマキ

ミギマキ ススズキ目・タカノハダイ科

ミギマキ

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標準和名 ミギマキ (右巻)
分 類 スズキ目・スズキ亜目・タカノハダイ科・タカノハダイ属
学 名 Goniistius zebra / Cheilodactylus zebra
英 名 Redlip morwong
分 布 相模湾より南から台湾辺りなど
生息環境 沿岸の岩礁域など
全 長 30~40cm 程度
別名・地方名 オケイサン、オタツダイ、カラス、シマダカなど
備 考 背びれ・17棘33軟条、しりびれ・3棘8軟条
ミギマキは相模湾辺りより南から沖縄、台湾にかけての沿岸部に分布しているタカノハダイの仲間で、イースター島でも見られると言われている。

体は三角形で側扁し、後頭部が盛り上がっている。
また、口はやや下向きで、唇は厚い。

体色は淡黄色や淡い灰褐色のような感じで、背びれや胸びれ、しりびれなどは黄色く、頭部を含め、体には黒褐色の何本かの横縞がやや斜めに走っている。

一見してタカノハダイに似ているが、ミギマキの唇は赤いので、タカノハダイやその他の同属のものと見分けることが出来る。
また、尾びれは二叉しているが、タカノハダイとは違って尾びれに斑などは見られない。

体側の帯の一本は眼を通り、一番後ろの帯は尾びれの基底から尾びれ下葉にかけて続いているが、ミギマキには眼の前にも一本の横帯が見られる。
ユウダチタカノハにも似ているが、この眼の前の一本の横帯があることから見分けることが出来る。

沿岸の岩礁域に生息しているが、タカノハダイよりもやや深場に多く、ヨコエビなどの小型の甲殻類などを食べる。

ミギマキは定置網や刺網などで獲れるが、流通するものはほとんど見られない。
しかし、タカノハダイよりも味が劣るとされるが食用になり、煮つけなどにされる。

また、ミギマキとは変わった名前だが、これはタカノハダイやユウダチタカノハの地方名「ヒダリマキ」に対して付けられたものと言われているほか、ミギマキとタカノハダイとの交雑種も見つかっている。

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