ユウダチタカノハ ススズキ目・タカノハダイ科 |
標準和名 | ユウダチタカノハ (夕立鷹羽) | |||
分 類 | スズキ目・スズキ亜目・タカノハダイ科・タカノハダイ属 | |||
学 名 | Goniistius quadricornis | |||
英 名 | Blackbarred morwong | |||
分 布 | 日本から中国沿岸域など | |||
生息環境 | 沿岸の岩礁域など | |||
全 長 | 30~40cm 程度 | |||
別名・地方名 | カラス、タカノハ、ヒダリマキなど | |||
備 考 | 背びれ・17~18棘26~28軟条、しりびれ・3棘8~9軟条 |
ユウダチタカノハは東京湾辺りから南の太平洋側と日本海側に分布し、奄美諸島から台湾を経て中国沿岸域などにも分布している。 また、朝鮮半島南部でも見られるが、琉球列島では見られないとも言われている。 体は側扁していて、後頭部は盛り上がっている。 唇は厚く、口はやや下向きについている。 また、胸びれ下部の軟条は長く、背びれの棘条部と軟条部の基底はほぼ同じ長さをしている。 体色は淡い灰褐色で、体後方へ向かうはっきりとした黒褐色の斜めの帯が何本か見られ、この内の最初の1本は眼を通っている。 ミギマキとはよく似ているが、ミギマキには眼の前にももう1本黒褐色の帯が見られるほか、しりびれは体色と同じ色をしているが、ユウダチタカノハのしりびれは黒っぽい。 また、タカノハダイとも似た感じがするが、ユウダチタカノハには尾びれの斑などは見られない。 沿岸の浅場からやや深い岩礁域などに生息し、甲殻類などの底性動物を食べる。 ユウダチタカノハは定置網や底引き網などで他の魚と共に漁獲され、食用として利用されている。 地域によって臭みがあると言われているが、刺身や煮物などに利用され、秋から冬が旬とされている。 |
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