タカノハダイ ススズキ目・タカノハダイ科 |
標準和名 | タカノハダイ (鷹羽鯛) | |||
分 類 | スズキ目・スズキ亜目・タカノハダイ科・タカノハダイ属 | |||
学 名 | Goniistius zonatus / Cheilodactylus zonatus | |||
英 名 | Whitespot-tail morwong / Spottedtail morwong | |||
分 布 | 東シナ海や黄海など | |||
生息環境 | 沿岸の岩礁域など | |||
全 長 | 35~40cm 程度 | |||
別名・地方名 | キコリ(山口・福岡)、アラ、オカシウオ、キツネダイ、シマダイ(混称)、タカ、タカッパ、ヒダリマキなど | |||
備 考 | 背びれ・17棘32軟条、しりびれ・3棘8軟条 |
タカノハダイは東シナ海や南シナ海、黄海などの温帯から亜熱帯域に分布していて、日本では房総半島辺りから南に分布し、南日本の沿岸ではよく見られる。 体は三角形で側扁し、褐色がかった銀白色に九つの赤褐色の横縞がやや斜めに走っている。 後頭部は盛り上がっていて、唇は厚く、口はやや下向きについている。 鱗は円鱗で、背びれの棘条部と軟条部の間には欠刻があり、それぞれの基底の長さはほぼ等しい。 各ひれは黄褐色で、背びれ軟条部には青っぽい縦縞が見られる。 また、尾びれには白色の斑があり、同属のミギマキなどと区別することが出来る。 ユウダチタカノハにも似ているが、タカノハダイには眼の前にも赤褐色の横縞があるので見分けることが出来る。 水深20~30m程度の比較的浅い沿岸の岩礁域や藻場などに生息していて、甲殻類などの底性動物を食べる。 刺し網や定置網などの他、磯釣りや防波堤釣りなどもあがるが、タカノハダイには独特の磯臭さがあり、食用にはあまり利用されない。 しかし、冬場のものは味のよいものもあって、白身でから揚げなどにされる。 |
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