オオスジイシモチ

オオスジイシモチ ススズキ目・テンジクダイ科

オオスジイシモチ

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標準和名 オオスジイシモチ (大筋石持、大條石持)
分 類 スズキ目・スズキ亜目・テンジクダイ科・テンジクダイ亜科・テンジクダイ属
学 名 Apogon doederleini
英 名 Doederlein's cardinalfish
分 布 西太平洋や東インド洋など
生息環境 沿岸の岩礁域など
全 長 11~14cm 程度
別名・地方名 アイジャコ、アカジャコ、メブトなど
備 考 第一背びれ・7棘、第二背びれ・1棘9軟条、しりびれ・2棘8~9軟条
オオスジイシモチは西太平洋などに分布しているテンジクダイの仲間で、東シナ海から南シナ海を経てアラフラ海やサンゴ海、ミクロネシアなどに分布している。
国内では千葉辺りから南に分布していて、オーストラリアやインドネシアのインド洋側でも見られる。

体は側扁していて、尾柄は長い。
眼や口は大きく、上顎は下顎よりも少し長い。

体色は淡い赤褐色で、体側には吻から伸びる暗色の縦帯が見られる。
また、尾びれの基底には円形の暗色の斑があり、尾びれの後縁はやや湾入している。

一見するとコスジイシモチに似ているが、オオスジイシモチの体側の筋は3~4本で、コスジイシモチよりも少なくなっている。

水深10m位までの沿岸の浅いサンゴ礁や岩礁域などに生息し、主に夜間に活動し、小魚や甲殻類などを食べる。
また、幼魚は群れをつくって生活しているが、成魚はクロホシイシモチなどとは違い、ふつうは単独で生活している。

産卵期は4~8月頃で、この時期にはペアを形成し、雄は口内で卵を守る習性があり、卵は1~2週間ほどで孵化する。

オオスジイシモチはふつうは食用にはしないが、磯釣りや防波堤釣りなどもあがり、時に唐揚げや干物、焼き物などの食用にも利用されることがあるほか、観賞用に利用されることがある。

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