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マダラトラギス スズキ目・トラギス科



マダラトラギス


マダラトラギス 1マダラトラギス 2マダラトラギス 3

標準和名 マダラトラギス
分 類 スズキ目・トラギス科・トラギス属
学 名 Parapercis tetracantha
英 名 Mottled weever / Blackbanded sandperch
分 布 インド洋や西太平洋など
生息環境 サンゴ礁域や岩礁域など
全 長 22~25cm 程度
備 考 背びれ・5棘20~21軟条、しりびれ・1棘16~17軟条
マダラトラギスはインド洋や西太平洋などに分布し、国内では相模湾辺りより南に分布している。

体は少し長い円筒状をしているが、頭部はやや側扁している。
背びれ棘条部と軟条部の間には欠刻が見られ、背びれの棘は第四棘がもっとも長い。

体色は淡い黄色で、褐色の帯が頬と鰓蓋後部にあり、体側には褐色の網目状の斑が見られる。
また、背びれやしりびれ、尾びれには暗褐色の斑点がきれいに並んでいる。

一見するとトラギスに似ているが、体色や斑の様子も違っていて、マダラトラギスの吻はトラギスよりも突き出ている。
クラカケトラギスにも似た感じがするが、やはり体の斑が違っている。

水深5~10m程度の浅い岩礁やサンゴ礁周辺の砂底や砂礫底に生息しているが、水深25m辺りでも見られる。
海底では胸びれを使って、体を持ち上げるようにしている姿が見られる。

単独や小さな群れで生活していて、肉食性で、小魚や甲殻類、多毛類などの底性動物を食べる

マダラトラギスは釣りや刺網などで獲られ、食用に利用されることもある。