タヌキメバル

タヌキメバル カサゴ目・フサカサゴ科



タヌキメバル


タヌキメバル 1タヌキメバル 2

標準和名 タヌキメバル (狸眼張)
分 類 カサゴ目・カサゴ亜目・フサカサゴ科・メバル属
学 名 Sebastes zonatus
英 名 Banded jacopever
分 布 北海道から本州、四国など
生息環境 沿岸の岩礁域など
全 長 25~35cm 程度
別名・地方名 タケノコメバル(混称)、マゾイなど
備 考 背びれ・13棘12~13軟条、しりびれ・3棘6~7軟条
タヌキメバルはフサカサゴの仲間で、北海道から本州、四国などに分布している。

体は長い卵形で、側扁している。
口は大きく、下顎は上顎よりもやや長い。
尾びれの後縁はやや丸く、鱗は櫛鱗をしている。

体色は白色や灰褐色、薄い赤味がかったような感じで、3本の横帯のほか、暗色の斑が散在している。

クロソイに似た感じがするが、タヌキメバルの涙骨(眼と上顎の間)には目立つ棘が見られない。
また、キツネメバルとも似ているが、タヌキメバルの尾びれの後縁ははっきりとした白縁で縁取られている。

水深50~100m程の岩礁域に生息しているが、水深180m近くのところでも見られる。

卵胎生で、産仔は初夏頃と言われている。

タヌキメバルは定置網や刺し網などでほかの魚と共に獲られ、食用に利用されている。
他のメバルと同様、白身の魚で美味しいものとされ、塩焼きや煮付け、鍋物や刺身などに利用される。
また、船釣りなどはクロソイなどに混じって釣れることがある。

尚、メバルの仲間はカサゴ目・フサカサゴ科に分類されているが、独立したメバル科を新設し、ススキ目・メバル科に分類されることもある。


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