カダヤシ カダヤシ目・カダヤシ科 |
標準和名 | カダヤシ(蚊絶やし) | |||
分 類 | カダヤシ目・カダヤシ亜目・カダヤシ科・カダヤシ亜科・カダヤシ属 | |||
学 名 | Gambusia affinis | |||
英 名 | Mosquitofish | |||
分 布 | ミシシッピー川流域など | |||
生息環境 | 平野部の池沼や水田 | |||
全 長 | 雄で3cm、雌で5cm 程度 | |||
別名・地方名 | アメリカメダカ | |||
備 考 | 背びれ・7~9軟条、しりびれ・8~9軟条 | |||
カダヤシは北アメリカのミシシッピ川流域からメキシコ北部までに自然分布する淡水魚で、一見するとメダカによく似ているが、メダカはダツ目に属し、本種はカダヤシ目に属していて、両種はまったく別の系統とされている。 外見上の違いは、体色はメダカより青っぽく、尾びれが丸い。 また、カダヤシの雌の尻びれは縦長で小さく、雄の尻びれは細長い交尾器に変化していて、メダカのように長方形にはなっていない。 水田とそれに連絡した用水路や平野部の池沼、湖などのほか、河川では下流域の流れが緩やかな場所に生息している。 また、汽水域の水路などにも見られ、水質の汚濁にも強く、低温にもよく耐える。 昼行性で水面近くを泳いでいるが、動物プランクトンや小型の水生昆虫、落下昆虫のほか、魚卵などの動物質のものを主に食べる。 また、藻類なども食べるが、カダヤシは自種も含め、仔稚魚も食べる。 繁殖期は長く、春から秋にかけて行われる。 繁殖形態は雌が体内で卵を受精・孵化させる卵胎生で、卵を産むメダカとは異なっている。 一度に100~300尾程の仔魚を産み、成熟は早く、春に生まれた個体がその年のうちには繁殖に参加する。 カダヤシは蚊の幼虫であるボウフラを食べることが名前の由来となっているが、ボウフラ退治などを目的としてアメリカ国内の各地だけでなく、東南アジアやニュージーランドなど世界各地に移入され、現在では熱帯から温帯域に広く分布している。 日本には1916年に台湾経由で持ち込まれ、1970年ごろからボウフラ駆除のため日本各地に放流され、現在では福島から沖縄にかけての平野部の水路や池に広く分布し、移入定着している。 この為、メダカと同じ環境で生活するカダヤシは各地でメダカと競合しているが、カダヤシは水質汚濁や低温に強く、カダヤシは卵胎生で特別な産卵場所を必要とせず、繁殖能力も高く、更には淡水魚の卵や稚魚も食べる為、各地でメダカを駆逐している。 現在は外来生物法により、オオクチバスやコクチバス、ブルーギルなどと共に特定外来生物として指定されているが、国外でも在来のメダカ類などを駆逐する為、侵略的外来種とされ駆除している地域がある。 カダヤシ科の魚類へ / このページの先頭へ |